5月 05, 2014
金輪寺(きんりんじ)は、
和物の塗物茶器の初めとされ、
胴は寸切りの如く、置蓋で、
蓋の甲が丸みをもち、
掛かりが少し外に広くなっているそうです。
由来は、小型の経筒を茶器に転用したとも、
後醍醐天皇が金輪寺で使用した茶器ともいわれるとか。
今井宗久著『今井宗久茶湯日記抜書』の
1555年4月1日の利休会に
「キンリンシ茶入」
とあるそうで、
江戸時代初期までは濃茶器として用いられたが、
のち薄茶器として使用されたと捉えることができるのだとか。
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