「高杯」について

Category: 菓子器


高杯


※画像を押すと拡大できます。

高貴な方に使用します。

貴人点・貴人清次などで使われるようです。

歌舞伎舞踊(長唄)の「高杯」は、
1933年9月6世尾上菊五郎・7世坂東三津五郎ほかにより
東京劇場初演されたそうです。

作詞久松一声、作曲柏伊三郎で、
菊五郎が当時流行し始めたタップダンスに着想を得て、
下駄ばきの拍子で踊る奇抜な作品を作ったのだとか。

内容は、
 「狂言風の舞踊で、高杯を買うよう命じられた太郎冠者が、
 騙されて足駄を買わされ、
 酔って高下駄でタップ風に踊る。」
というもののようです。

しばらく絶えていたのを、
17世中村勘三郎が復活上演し好評を得ているみたいです。


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高杯(真塗黒)


食べ物を盛る脚付きの台。
神饌を盛るさいに使うようです。

また仏前の左右に置き、
果物を入れて供える脚の高い器も高杯という。
木製で漆塗りのもの、
金箔を押したプラスチックのものなどがあるそうです。

茶道の貴人点では、高杯にお菓子を盛って、
亭主が客に出すそうです。


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