9月 27, 2014
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帛紗(ふくさ)とは、茶の湯で、
点前の際に茶器を拭いたり、
拝見の折に器物の下に敷いたりする方形の布のことだそうです。
帛紗は元々、貴重品などが収蔵された、
箱上に掛けられていた風呂敷だったそうです。
その風呂敷が贈答品を運ぶ時の、
汚れや日焼け防止として用いられるようになり、
1枚の布地から裏地付きの絹製で、
四方に亀房と呼ばれる房付きのものに変わり、
慶弔行事の金品を贈る時の儀礼や心遣いとして、
広蓋(黒塗りの盆)と併せて用いられるようになったのだとか。
もともと、千利休が最初のころ好んでいた帛紗は小さかったようです。
1590年の秀吉の小田原出陣随行時、
奥さん(宗恩)は「薬包みにでも使って」と、
帛紗を大きく縫って差し出したそうです。
利休は、
「この恰好が一段と手ごろで良い。
これからのち、帛紗の大きさは、
これと同じようにしなさい」
と言ったみたいです。
この帛紗の大きさは畳十七目×十九目だそうです。
「帛紗」に関するページは、こちらから。
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7月 14, 2014
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出し帛紗(だしぶくさ)は、
濃茶のとき茶碗に添えて出す帛紗で、
用いられる裂地は名物裂などだそうです。
大きさは流儀により異なり、
表千家や武者小路千家では小帛紗は使わず、
使い帛紗と同じ大きさのようです。
裏千家では出し帛紗には「古帛紗」と称する
寸法が五寸角で出し帛紗より小さい小帛紗を使うみたいです。
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6月 06, 2014
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一部の流派で使用する古袱紗、
表千家では使用しないそうです。
生地は、主に名物裂や緞子などが
主に用いられるとか。
色は、一応、男性は寒色系や緑・紫、
女性は暖色系のものを使うそうですが、
柄や色によっては男女で使い回すこともあるみたいです。
大きさは袱紗の4分の1程度、
横幅が若干長いほぼ正方形で、
男性用・女性用ともに同じ寸法のようです。
出し帛紗として、
裏千家では主に「古帛紗」(五寸二分×五寸)を使用するそうです。
武者小路千家では古帛紗(小帛紗)は使わないとのこと。
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3月 15, 2014
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帛紗は、厚さ(糸の種類)により、真・行などと別れています。
北村徳斎の場合は
行:6匁(21g程)
真:8匁(30g程)
極上:9匁(35.5g程)
特優:10匁(37.5g程)
色は、紫・朱・赤で共通です。
土田友湖の場合は
10匁(37.5g程)
で色は紫・朱(赤はない)だそうです。
(茶道業界では最高峰の帛紗です。)
ちなみに、亀井昭斎の場合は、
10匁(35g程)
で色は、紫・朱・赤です。
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