10月 25, 2014
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水指(みずさし)は、茶碗をすすぐ水や、
釜に足すための水を入れ点前座に据える道具だそうです。
水指には、金属・磁器・陶器・塗物・木地などいろいろありますが、
藪内竹心著『源流茶話』によると、
村田珠光 が備前や信楽の水指、
武野紹鴎 が釣瓶の水指、
千利休 が曲物の水指
をそれぞれ用いたのだとか。
水指の蓋には、共蓋(替蓋)以外に、
別の用途で使用されていたものを水指に転用したものに、
漆塗りの塗蓋つくって使用する場合もあるみたいです。
この塗蓋、天皇から頂いた青磁水指の蓋が、
応仁の乱の混乱で割れてしまった為、
足利将軍が塗りの蓋で代用したのが始まりだとか。
かざり物をする場合に塗蓋を使うのは、
「掛物の風袋の先の[露]、
花の[露]、
茶杓のかい先の[露]で三露。
水指は水で濡らして使用するから、
共蓋にすると[露]が入って四露になる。
これはよろしくない。」
ということから来ているようです。
「水指」に関するページは、こちらから。
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3月 08, 2014
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曲水指は、奥伝用に使用します。
使用する際には、水をふくませますので、
色がよりはっきりします。
曲製品には、水指の他、
建水、柄杓、菓子器、銘々皿、水次、お盆などもあります。
また、最近だと、オードブル用の皿や、弁当箱、
手付き盆やコーヒートレイ、長手盆、緑茶盆、丸盆など
たくさんの種類が作られているようです。
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3月 04, 2014
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サザエの旬は春から初夏。
新鮮なサザエは、
貝のフタを引っ張ったとき強く引っ込むそうです。
生食する場合は、
身を塩もみしてよく洗って、
刺身にすると良いようです。
つぼ焼きは、酒としょうゆを、
かけるとおいしくなるのだとか。
ちなみに、サザエの栄養素は、
タンパク質:19.4g
脂質:0.4g
カリウム:250㎎
亜鉛:2.2㎎
ビタミンB12:1.3μg
みたいです。
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2月 13, 2014
天文年間(1531年~1555年)の水指を『茶会記』などから見た場合、
木製の水指が大半を占めていたそうです。
木地の曲の水指、木地の釣瓶水指、木地の手桶水指などが
記載されているみたいです。
茶会には、実用品をそのまま用いたり、サイズを変えたり、
漆塗を加えたりして使っていたとのこと。
一世代前の14世紀~15世紀の絵巻物にも、
木地曲水指が登場しているようで、
1351年に描かれた『慕帰絵』(西本願寺蔵)や、
15世紀に描かれた『掃墨物語絵巻』(徳川美術館蔵)などに、
曲水指の図が描かれているそうです。
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1月 16, 2014
御深井焼(おふけいやき)は、
主に17世紀後半~18世紀に盛行したみたいです。
灰釉に長石を加えて透明度を高めた釉を施すとともに、
摺絵・型打ち・貼付文などを用いた陶器類の呼称だそうです。
本来は、尾張徳川家の御庭焼の一種で、
名古屋城内の御深井丸で窯を築き、
上記のような釉を施した陶器が焼かれ、
それを「御深井焼」と呼んだようです。
開窯については初代藩主徳川義直のころの寛永年間とする説と、
二代藩主光友の時代とする説があるみたいです。
美濃窯・瀬戸窯で、江戸時代初頭から使い始めた、
灰釉(かいゆう)系の透明度の高い、
いわゆる御深井釉を使って茶具、
仏具や飲食器を焼いたそうです。
明の帰化人で義直に仕えた「陳げんぴん」も、
この窯に参与したといわれていて、
ベトナムの染付写しが流行したのも特色の一つなんだとか。
御深井窯は殿様窯ともよばれて格の高さを誇り、
材料や陶工にも吟味を尽くして存続したそうですが、
1870年に廃されたようです。
現在は、御深井焼に似た長石を加えた灰釉を施し型打ちをしたり、
摺絵などを施文した焼き物一般にまで呼称としてひろがり、
定着しているそうです。
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