12月 28, 2014
利休形の塵取(ちりとり)は桐木地で、
同材の取手が付いたもののようです。
塵取の寸法は、
底板の長さが八寸五分、
横幅は上が六寸四分で下で七寸、
三方に高さ一寸一分の縁が付き、
底板も縁も先の方を丸く削り、
取手の長さは三寸四分、
横幅は上で一寸五分半で下が一寸三分で、
掛けられるように穴が開いているのだそうです。
手箒は、主に孟宗竹の枝を束ねたもので、
一般的には、長さは一尺四寸ほどのものが多く、
孟宗竹の枝の先の方の柔らかい部分を選び、
三十本から五十本ほどを向きを揃えて並べ、
束ねて元の部分を二ヶ所ほど結束したものなんだそうです。
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12月 26, 2014
杖(つえ)は、細長くまっすぐな、
手で持つのに適した道具で、
長くて自分の足の長さ程度のものみたいです。
利休形の杖は、白竹で、
上の部分を竹の皮で包み、
その上を青い糸で巻いたものだそうです。
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12月 25, 2014
板木(ばんぎ)は、
玄関脇や露地腰掛に吊り下げ、
到着や連客の揃ったことを知らせるための、
木製の板のことみたいです。
厚い堅い材質の木製の板の上辺を、
隅切りした長方形のもので、
上辺二ヵ所に紐を通して吊り、
左手で支えつつ丁字形の木槌で中央を打つそうです。
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12月 24, 2014
露地箒(ろじぼうき)露地にかけておく箒のことで、
実際に使うことはなく飾りとなっているそうで、
棕櫚箒(しゅろぼうき)と、
蕨箒(わらびぼうき)の二種類があるようです。
棕櫚箒は、青竹の柄に、
棕櫚の葉を重ねて巻いて、藤蔓で結んだ箒で、
外露地の腰掛待合の下座側の柱に掛け、飾り箒とするようです。
寸法は流儀により異なり、
表千家と武者小路千家は棕櫚の葉先を切り揃えますが、
裏千家は自然のままとするのだとか。
茶事のつど作り、青々としたものを用意するみたいです。
蕨箒は、白竹の柄に、蕨縄をほぐしたものを巻き、
青苧(あおそ)で結んだ箒だそうです。
蕨の根茎から粉をとった後の繊維で綯った蕨縄をほぐして、
油抜きした白竹の柄に、
三寸ほどの笄竹を差し通して栓にして、
八束の蕨縄がずれないように青苧で結ぶみたいです。
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12月 23, 2014
塵箸(ちりばし)は、
露地の塵穴(ちりあな)の役石に立てかけておき、
露地の木葉などの塵を拾うための竹製の箸だそうです。
一般的に真竹の青竹を割って、その都度作るのだとか。
塵箸の上端の形は流儀により異なり、
表千家は斜めに、
裏千家は平らに、
武者小路千家は二本組んだときに矢筈になるように、
それぞれ切るそうです。
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