「紙釜敷」について

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紙釜敷


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釜敷の一種、紙釜敷は、
千利休が懐紙を用いたのが始まりで、
真の位の釜敷とされ、
席中には炭斗に入れず懷中して出すそうです。

のちに奉書・檀紙などや箔押など好まれるようになるとか。

今は、奉書・檀紙・美濃紙など、
二十枚~四十八枚を一束として、
四つ折りにして使うようです。


紙釜敷

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「山崎吉左衛門」について

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紙釜敷(檀紙水色流し)


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山崎吉左衛門は、
宮内庁御用達・
無形文化財・
通産省伝統工芸士のようです。

敬宮愛子内親王の命名の折、
名前を書いた紙は吉左衛門氏の紙なんだそうです。

愛子内親王のお印は「五葉つつじ」で、
茶道具の模様などによく使われています。


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「檀紙」について

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紙釜敷(檀紙水色流し)


檀紙(だんし)は、楮(こうぞ)を原料として作られた、
縮緬状のしわを有する高級和紙のことだそうで、
厚手で美しい白色が特徴なのだとか。
主に包装・文書・表具などに用いられるようです。

古くは主に弓を作る材料であったニシキギ科の落葉亜喬木である、
マユミ(檀/真弓)の若い枝の樹皮繊維を、
原料として作られたためにこの名があるみたいです。


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紙釜敷(五色)  奥村吉兵衛

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紙釜敷(五色)

作者の奥村吉兵衛氏は、やはり一流ですね。
この五色の紙釜敷は、どのような香合を載せても
色合いが合い、映りが良くなると思います。
十二単(じゅうにひとえ)=五衣唐衣裳という衣装がありますが、
格調が高いということでしょうか。