「香包」について

Category: 茶道具全般

香包(こうづつみ)は、香木を包む畳紙のことだそうです。

茶道の場合、香木(香片)を包む香包に決まりはないそうですが、
左・右・上・下の順に畳むようです。
その際、香包の上を下で挟み込むようにするとか。

且坐之式・三友之式・東貴人且坐之式・唱和之式などは、
香を1種包み・重香合の上段に入れるそうです。

仙遊之式のときは、2種、香を用意して香包に包み、
1種目は、重香合の上段に、
2種目は、志野袋に入れ、袋の紐を長緒に結んで、
次客が右の袂(たもと)に入れておくようです。
このときの2種目の香は「次香」と呼ぶみたいです。

香付花月之式では、3種、香を用いるようです。
この場合は、香包に香銘を記載し、
その面を裏に向けて、3種とも重香合の上段に入れるそうです。

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