「香盤」について

Category: 茶道具全般

香盤(こうばん)は、
札聞きと呼ばれる方法によって回答がなされるときに、
答えを投票する板だそうです。

碁盤の升目のように縦横の直線で構成されるようです。
これと見た目が似ていることから、香盤と呼ばれるのだとか。

香盤の表は植物の絵、裏に一から三の文字が3つ
月・星が縁に書かれているものと無地のもの各一つずつ、
客が3枚の計12枚が1セットみたいです。

他に、本香盤や試香盤といったものもあるようです。

本香盤は、銀葉を載せたり、
焚き終わった本香を銀葉ごと置いておくための足つきの盤みたいです。
真塗りの盤に螺鈿貝・黒蝶貝・銀製等の
「菊座」が2列に10個程度並んで付いるとか。

昔は、香葉盤(こうようばん)とも呼ばれていたようです。

試香盤は、試香がある場合、
試香の銀葉や焚き終わった
香木「焚空(たきがら)」を置いておく台だとか。

本香盤同様の造りで、菊座が1列ないし2列に並んでいるみたいです。

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