正午の茶事 風炉4
後炭手前は省略します。
8.初炭手前
『全員』亭主が茶道口に炭斗を置いたら総礼
『亭主』灰器を持ち出し、初炭手前
『正客』亭主が香合の蓋を閉めたら、
「お香合の拝見を」
『亭主』貴人畳の角に香合を置く
『客』定座に香合を置く
『正客』「お香合は」「お香りは」
『全員』亭主が茶道口に香合を置いたら総礼
9、菓子(縁高)
『亭主』正客前に縁高を置く
「お菓子をお召し上がりの上、席を
改めとうございますので、中立を」
『正客』「それでは、中立させていただきま
すが、ご用意が整いましたら、
お鳴りもので」
『亭主』「ことによりまして」
『客』縁高の所作
床・風炉の中の拝見
『詰』縁高を茶道口に置く
⒑、中立
『客』腰掛待合へ進む
『亭主』縁高を下げ、釜の蓋を閉める
床の軸を巻き上げ、花を活ける
茶入を荘付け、釜の蓋を切る
銅鑼を鳴らす
『客』銅鑼の音でつくばう(しゃがむ)
つくばい→茶室→床→風炉の中
『亭主』つくばいに水を張る
つくばいの柄杓・莨盆・円座を
水屋に下げる
⒒、濃茶長板点前(風炉)
『客』建水から蓋置を出したら総礼
『亭主』正客がお茶を一啜りしたら
「お服加減は」
『正客』「たいへん結構でございます」
『客』小茶巾・茶碗の受け渡し所作
『正客』次客がお茶を一啜りしたら
「お茶銘は」「お詰は」「お菓子は」
「床の間のお花は」
詰がお茶を飲み終わったら
「お茶碗の拝見を」
『客』茶碗拝見の所作
『正客』定座に茶碗を置く
水指の蓋をしたら
「どうぞお茶入、お茶杓、お仕服の
拝見を」
『正客』「大切なお道具ありがとう
ございました」「お茶入のご由緒は」
「お窯元は」「お形は」
「お茶杓のお作は」「ご銘は」
「お仕服の裂地は」「お仕立ては」
「ありがとうございました」
『客』亭主が茶道口に下がったら総礼
⒓、薄茶長板点前(風炉)
『亭主』正客前に莨盆を出す
正客前に干菓子器を出す
『客』お茶碗と棗を茶道口に置いたら総礼
『亭主』茶杓を持って「お菓子をどうぞ」
『正客』「頂戴いたします」
『客』干菓子の所作
『正客』亭主が出した茶碗を取り、
「お点前頂戴いたします。」
「どうぞお仕舞いください」
定座に茶碗を置く
水指の蓋をしたら
「どうぞお棗、お茶杓の拝見を」
『正客』「大切なお道具ありがとう
ございました」「お棗のお好みは」
「お塗りは」
「お茶杓のお作は」「ご銘は」
「ありがとうございました」
『客』亭主が茶道口に下がったら総礼
⒔、退席
『正客』席中に入ってきたら、扇子を前に出し、
「本日はお招きいただき、たい
へん楽しい一時を過ごさせていた
だきました。ありがとうございます」
『客』次客以下も同様に挨拶を交わす
亭主が茶道口に下がったら総礼
『正客』「お見送りご無用に」
『客』床・風炉の中・釜の拝見
『詰』莨盆・干菓子器を茶道口に置く
『亭主』莨盆・干菓子器を下げる
『亭主』『客』亭主はにじり口から顔をだし、
主客無言で一礼