芽張柳蒔絵中棗 正春

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芽張柳蒔絵中棗



正月の床飾りには、
結び柳が用いられます。

古くは『日本書記』の歌謡にも歌われ、
松と同様に神に依る木と考えられてきました。

その美しさは、
「花紅柳緑(花はくれない、柳はみどり)」
という言葉にも、よく表れています。

早春の柳の新芽のことは、
芽柳・芽張柳・芽吹柳と呼ばれてます。

また、しだれ柳は、
しなやかな糸に、新芽を吹き出し、
青柳の青々とした緑色は、
春の景色の代表と言えるでしょう。

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