5月 18, 2015
「[香道七つ道具]火筋」について
Category: 茶道具全般
火筋(こじ) は、香炉の灰に香炭団を埋め込んだり、
灰押しで灰を整えた後、
箸目をつけたりする火箸みたいです。
材質は、穂の部分が赤銅、柄は象牙や唐木みたいです。
流派によっては、そのまま「火箸」とも呼ばれるとか。
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火筋(こじ) は、香炉の灰に香炭団を埋め込んだり、
灰押しで灰を整えた後、
箸目をつけたりする火箸みたいです。
材質は、穂の部分が赤銅、柄は象牙や唐木みたいです。
流派によっては、そのまま「火箸」とも呼ばれるとか。
羽箒(はぼうき) は、
香炉の灰を切る(香炉の灰を形作る)ときに、
香炉の縁についてしまった灰を、
掃除するのに利用する羽だそうです。
長さ15cm程みたいです。
材質は、柄の部分は象牙や唐木、
羽の部分は、古くは朱鷺の羽を使っていたようです。
鶯(うぐいす)は、組香において、香元が香木を香炉にのせた後に、
本香包みを、まとめるのに利用する畳針だそうです。
長さは10cm程で、両端が細く尖っていて、
一方を畳の目に前傾させて差し、
もう一方に使用済みの本香包みを水平に刺して使うようです。
見た目にも枝に留まる鶯のように見え、
『続後拾遺集』に
「あかなくに 折れるばかりぞ 梅の花 香をたづねてぞ 鶯の鳴く」
とあるのに因んで、
香をとめる針を鶯と名付けたそうです。
古式には「火串(ひぐし)」とも呼ばれていたとか。
材質は、銀みたいです。
香匙(こうさじ)は、本香の香木を、
本香包みから掬い出して、
銀葉の上にのせるときに利用する匙だそうです。
16cm程の長さがあるとか。
古式には「香掬(こうすくい)」とも呼ばれていたようです。
材質は、匙の部分は銀製、
柄の部分は象牙や唐木などみたいです。
香筋建(きょうじたて) は、試香の香木を試香包みから挟んで、
銀葉に載せるための箸だそうです。
16cm程の長さがあり、先端の非常に細い四角形の箸みたいです。
流派によっては「木香箸(きこうばし)」と呼ばれるとか。
材質は、象牙や唐木などみたいです。