独楽菓子器

Category: 菓子器


独楽菓子器



表千家十三世即中斎(表千家十二世惺斎の次男)のお好みの菓子器です。

塗りも形もよく出来ていますね。
色合いもとてもよく、
どんなお菓子を載せたら良いかと考えるのも楽しそうです。

腰黒やかん 

Category: 水次


腰黒やかん



腰黒やかんは、利休好みで、
上部は赤く、内部は白めをひいています。

この品は良く出来ていますので、
丈夫で長持ちすることでしょう。

長次郎写早舟 佐々木昭楽

Category: 茶碗


長次郎写早舟



早舟は、長次郎七種の一つで、赤楽茶碗です。
口造りは少しひかえてあり、
胴周りには特徴があります。

高台は高くなく、さまざまな色合いが出ており、、
七種中でも無類の名碗とされています。

利休が茶会の折りに早舟でとりよせた程の品ですから、
手元に一つは、ほしいのではないでしょうか。

長次郎写臨済 佐々木昭楽

Category: 茶碗


長次郎写臨済



臨済という赤楽茶碗は、長次郎七種の一つです。

赤・黒・白の他、オレンジ色も混じっており、
夕焼け空のような複雑で、きれいな色彩で
幼き頃のなつかしい思い出などに、
しばしひたってしまいました。

赤楽馬上杯 川崎和楽

Category: 茶碗


赤楽馬上杯



馬上杯の形で、特徴的なのは、
高台が長いので、持ちやすさが強調されます。

馬の上で、酒を飲む時に用いたものらしく、
高台には、穴があいているものもあります。

話がずれますが、馬上杯といえば、
王翰著『涼州詞』の夜光杯が思い浮かびます。

王翰著『涼州詞』に
 葡萄の美酒夜光の杯
 飲まんと欲すれば琵琶馬上に催す
 酔うて沙上に臥すも君笑うことなかれ
 古来征戦幾か回る

宮廷人のような人々が、
琵琶の音色に酔いしれ、
優雅に過ごす時に用いる杯。
一時の平和を謳歌する、
戦人の美意識を感じます。

映画『カサブランカ』のセリフに
「君の瞳に乾杯」とありますが、
人々の出会いと別れには、
何かしらの哀愁が漂っています。

旧制第一高等学校(現、東京大学)の「嗚呼玉杯」は、
理想と使命に燃える人々の心意気を歌っているそうです。

杯が満ちる時、人は次に来る人生の波を意識するのでしょうか。
杯、それは、人生の岐路に立たされた人の一時の安らぎ。
杯、それは、人々の希望に満ちた、未来への乾杯。
杯、それは、新たな一歩を目指す、若者たちの理想。
そして、人は杯を手に馬(未来へ続く手段)に乗り、
大きな選択をし旅立ち、未来へ続く夢を実現していくのかもしれません。