「雪月花札」について

Category: 茶道具全般

雪月花札(せつげつかふだ)は、裏面に「雪」「月」「花」と
「一」~「七」までの漢数字の書かれた計10枚が組となった札で、
表面には松の絵が描かれたものだそうです。

札は、媒竹などでできた、大きさは約2.7cm×1.2cm程度の長方形型のもので、
裏面が平らに削られているようです。

裏千家の場合、七事式の
「員茶之式」
「茶カブキ之式」
「花寄之式」
「雪月花之式」
で、用いるそうです。

「石菖(石菖蒲)」について

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石菖(せきしょう)は、
ショウブ科ショウブ属に属する多年草で、
古い新エングラー体系では、サトイモ科に含められていたようです。
石菖は、林中の小川に沿って自生するそうです。

細い剣状の葉を互生し、一種の芳香があり、
5・6月頃、黄色の小花をつけるようです。

種油や蝋燭から発散する油煙を、
吸収する性質があるといわれているとか。

鉢に胴炭などを組んで石菖を挿し、
板を敷いて、床の荘りとするみたいです。

夜咄の茶事では、後座の床に石菖を置くのが、
古来よりの慣わしとされているそうです。