7月 22, 2014
「茶臼」について
Category: 茶道具全般
茶臼(ちゃうす)とは、茶壷に貯えた葉茶をひいて、
抹茶にするために用いる、
石製の挽臼(ひきうす)のことだそうです。
「茶磨」とも「茶碾」とも書くとか。
受皿を作り出した下臼と上臼からなり、
下臼と上臼とも中央に芯木を入れる孔が開き、
上臼の側部に挽木を差し込む孔があるそうで、
京都府宇治の朝日山の石が最上とされてきたみたいです。
上臼側部に作られた孔に竹の鞘を被せた肘状の挽木を差し込み、
上臼の上面の孔から葉茶を入れ、
挽木を廻すことで上臼を回して、
上臼と下臼を擦り合せることで挽くようです。
下臼と上臼に精緻な目が切られていますが、
円周部分に目がない部分があるのだとか。