9月 01, 2014
「灰」について
Category: 茶道具全般
灰(はい)は、草や木、動物などを、
燃やしたあとに残る物質で、
微量に含まれている無機質、
特に金属元素(カリウム・カルシウム・
マグネシウムなどの化合物類)が、
燃焼しても気体にはならず、
固体として残るものが灰だそうです。
灰の中でも、水を通していない灰を
「生灰」と呼んでいるそうです。
一般販売されている茶道用の灰で、
「あく抜き灰」以外の灰はこの生灰になるようです。
ふるってありますが、
洗って仕立ていないためアクが混入しているそうです。
お茶の灰は、この生灰を洗い、
用途別に仕立てるみたいです。
炉用と風炉用があるとのこと。
「あく抜き灰」は、生灰を洗い、
ゴミやアクを除去し用途に応じて仕立てた灰だそうで、
仕立て方により「風炉灰」「炉灰」「しめし灰」
に分かれるようです。
生灰に比べると、ずいぶん高価なのだとか。
風炉灰:きめがとても細かい
炉灰:荒めでざらっとした感じ
しめし灰:炉灰に色気・湿気を含む
炭手前はこのしめし灰の湿り具合・色・粒子の大きさなどで、
撒き具合・炭火の熾り具合が微妙に違ってくるみたいです。