「灰」について

Category: 茶道具全般

灰(はい)は、草や木、動物などを、
燃やしたあとに残る物質で、
微量に含まれている無機質、
特に金属元素(カリウム・カルシウム・
マグネシウムなどの化合物類)が、
燃焼しても気体にはならず、
固体として残るものが灰だそうです。

灰の中でも、水を通していない灰を
「生灰」と呼んでいるそうです。

一般販売されている茶道用の灰で、
「あく抜き灰」以外の灰はこの生灰になるようです。

ふるってありますが、
洗って仕立ていないためアクが混入しているそうです。

お茶の灰は、この生灰を洗い、
用途別に仕立てるみたいです。

炉用と風炉用があるとのこと。

「あく抜き灰」は、生灰を洗い、
ゴミやアクを除去し用途に応じて仕立てた灰だそうで、
仕立て方により「風炉灰」「炉灰」「しめし灰」
に分かれるようです。

生灰に比べると、ずいぶん高価なのだとか。
 風炉灰:きめがとても細かい
 炉灰:荒めでざらっとした感じ
 しめし灰:炉灰に色気・湿気を含む

炭手前はこのしめし灰の湿り具合・色・粒子の大きさなどで、
撒き具合・炭火の熾り具合が微妙に違ってくるみたいです。


灰

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