「[夜咄道具]足元行灯」について

Category: 夜咄道具

夜咄(よばなし)は、炉の季節の、
冬至に近い頃から立春までの間、
夕暮れ時から行われる茶事のことだそうです。

夜咄の茶事の構成を、
 待合・腰掛待合・席入り
 初座(床壮:掛物→前茶→初炭→懐石)
 中立
 後座(床壮:石菖→濃茶→続き薄茶→止め炭)
 退出
とした場合の道具関連を説明していこうかと思います。

■足元行灯
小さな四方の台に、対角に竹の提手が付き、
やや裾広がりの長立方体の枠に障子を貼った鞘が添った、
角形の背の高い行灯で、蝋燭を用いるそうです。

手燭の明かりだけでは大人数では暗い露地は歩きにくく、
また露地の広さなどによって、
灯籠の明りが届かない場合などに使うみたいです。


足元行灯

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