「[夜咄道具]竹檠」について

Category: 夜咄道具

竹檠(ちくけい)は、茶席、
特に四畳半以下の小間で用いる燭台みたいです。

竹で出来た短檠で、
隅切りした杉板の上に、
二節の竹筒を立てたものだそうです。

竹筒の上部に凹形の切込みが入り、
そこに「舌」と呼ばれる竹片を、
斜めに嵌め込んであるのだとか。

灯芯の燃え殻が自然に舌の所に落ち、
竹筒の中に納まるように作られているようです。

灯芯は、短燈心を通常五本用いるそうですが、
場合によって増減するみたいです。

そのときも灯芯は、奇数本にするそうです。

雀瓦の蓋をあけ油を入れ、
灯芯の先を揃えて油に浸し、
先を雀瓦の口から少し出し、
火を点けるようです。

竹檠は、初座では雀瓦の蓋を閉めておき、
後座では雀瓦の蓋を取っておく扱いをするところもあるとか。


竹檠

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