「[夜咄道具]毛氈」について

Category: 夜咄道具

毛氈(もうせん)は、待合用で、紺色みたいです。

フェルトのことで、ヒツジやラクダなどの動物の毛を、
薄く板状に圧縮して作るシート状製品の総称だそうです。

現存する日本最古のフェルトは、正倉院所蔵の毛氈のようです。

奈良時代に新羅を通じてもたらされたとされるとか。

近世以後は羅紗・羅背板なども含めて
「毛氈」と呼ばれるようになるのだとか

中国・朝鮮半島・ヨーロッパなどから大量の毛氈が輸入され、
江戸時代後期には富裕層を中心とした庶民生活にも、
用いられるようになったそうです。

毛氈にもいろいろ種類があって、
「玉壇(たまだん)」「天壇(てんだん)」
「壽老(じゅろう)」「萬壽(まんじゅ)」「萬葉(まんよう)」
などがあるようです。


毛氈

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