「[露地道具]つくばい」について

Category: 露地道具

つくばいは、江戸時代初期~中期頃に形が完成したそうです。

最初のつくばいの姿は、
手水鉢を低くすえ、その前を水を流すための小さな溜めとし、
手水鉢に向かって右側に湯桶石、左側に手燭石を置いたようです。

前に前石を据え、前石の後ろの石から「飛石」となったみたいです。

つくばいの寸法は、
松本見休著『貞要集』に
「台石をすえ、その上に手水鉢を載せる。
その高さは地面より二尺四・五寸まで、
前石は景趣のよいもので大振りの石を据える。
前石の上面より手水鉢の上端までを一尺~一尺五・六寸高に据え、
手水鉢と前石の離れ具合は、
前石の前から手水鉢の水溜の口まで
一尺六~一尺八寸くらいまでとする。」
とあるそうです。

現在の標準的な寸法は、
手水鉢の高さは、地上から二尺前後。

湯桶石は手水鉢より低く据え、地上高一尺四・五寸。
なんだそうです。


つくばい

「つくばい」に関するページは、こちらから。

Comments are closed.