1月 25, 2015
「[懐石器物]懐石器物」について
Category: 懐石道具
今日からは、懐石器物(かいせききぶつ)について、
説明していこうかと思います。
懐石器物は、茶事にだされる懐石に用いる鉢の類のことだそうで、
向付・焼物鉢・香物鉢・預鉢などがあるようです。
古くは、懐石道具は塗物が主だったみたいです。
懐石に陶磁器が用いられるようになるのは、
慶長年間(1596年~1615年)で、
古田織部がその主導的な役割を担うそうです。
志野・黄瀬戸・織部の器が登場し、
その後、備前・唐津・高取と続き、
江戸期になって染付・色絵が流行ると、
懐石道具にも取り込まれていくのだとか。
さらに赤絵・祥瑞・九谷・乾山など、
多彩な陶磁器が用いられるみたいです。