「[懐石道具他]箸(青竹箸)」について

Category: 懐石道具

青竹箸(あおたけばし)は、菜箸の一種で、
白竹箸(しろたけばし)と共に、
一般的に菜箸として用いられる取り箸みたいです。

青竹箸には、
「両細箸(りょうぼそばし)」、
「中節箸(なかぶしばし)」、
「元節箸(もとぶしばし)」、
「矢筈箸(やはずばし)」があそうです。
本来は、亭主が青竹を切って用意するのだとか。

使いやすい箸の長さは、手首から中指の先までの長さに、
3cm程度加えた長さだそうです。

竹箸は、通常の食器と同じように洗浄して良いようですが、
その際に注意する点があるそうです。
・長時間水に浸けない。
・洗浄後すぐに水滴をふきとり、
 風通しの良い場所で乾燥させる。
・長期保管する場合は、冷凍庫に入れる。

■青竹の製作工程
①青竹を切り出しに竹薮へ入るそうです。
 日当たりの良い所の竹は日焼けしてしまい、
 美しい青さがないのだとか。

②工房に持って帰り、綺麗に汚れを洗い落とした後、
 青竹を一節ずつ切り、お箸一膳ずつの太さに、
 割り込んでいくようです。

③割った竹を選別するそうです。
 「曲がり」「反り」「色」「傷」などを、
 見ていくそうです。

④③で合格した品を、節を頭に残して、
 お箸の長さに切るとか。

⑤一本一本を丁寧に洗っていくみたいです。
 普通のスポンジで丁寧に洗った後、
 布で傷が付かない様に摺り上げていくと、
 美しい青さが残っているそうです。

⑥一膳分になっている竹を二本に割り、
 切り出しナイフで一本一本を、
 真四角の状態にするようです。
 作業の途中途中で、色が抜けないように、
 水に浸けていくみたいです。

⑦真竹をカンナで削り、幅と厚みを揃え、
 切り出しナイフで一気に面取りするそうです。


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