1月 07, 2014
1543年から始まる南蛮貿易で嗜好品として「煙草」が渡来するそうで、
その当時は「葉タバコ」に「クレイパイプ」だったみたいです。
16世紀後半、大店の主人や番頭等が自分にあった道具をあつらえた、
一種のファッションやステータスシンボルが、最初の「煙管」の形だったようです。
江戸時代の吉原等の大見世の太夫などの間では、位が上ると帯の幅が広くなり、
それに合せて帯に挿す煙管の赤塗りの羅宇も長くしたそうで、
煙管の長さで女郎の格をはかることができたのだとか。
西欧文明が急速に流入した明治・大正期に
パイプが入ってくるそうですが、すでに類似する煙管がある事や、
紙巻煙草が普及した事などからパイプはあまり普及しなかったようです。