「楊枝」の歴史

Category: 茶道具全般, 茶道史

楊枝を初めて使ったのはネアンデルタール人で、およそ10万年前だそうです。

紀元前500年頃、釈尊(仏様)が、弟子達に歯本で歯を清潔にすることを教えたそうです。

楊枝は奈良時代に仏教と共にインドから中国・朝群半島を経て日本に伝わったみたいです。

日本では、初め僧侶に取り入れられ、
平安時代に一部上流社会に伝わり、平安末期には庶民に伝わったようです。

江戸時代には「房楊枝」と呼ばれ庶民にも拡がったようです。
「房楊枝」というのは、一方を房上にし、もう一方の先を鋭くして用いたもので、
この先の鋭くした方を爪先でつまむようじという意味で「つまようじ」になったみたいです。
明治時代初めにアメリカから歯ブラシ入るとその姿を消すようです。

他方、ヨーロッパでは食生活の関係で、多くは金属製の「つまようじ」が使われたそうです。
特に、中世ヨーロッパでは、貴族は金や銀の釣り針状の「つまようじ」に宝石等の細工をさせ、
それをネックレスとしていつも首にかけていたとのこと。

楊枝

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