1月 12, 2014
茶杓は、 珠光 ~ 紹鴎 の時代までは
「節なしの長い竹」を用いていたそうです。
利休の頃より、長さを短くし中間に節が置かれるものが
好まれるようになったみたいです。
そして、節を元に寄せるようにして作れた茶杓。ちょっと物語風に書くと、
「ある日、 利休さんが茶籠を持って外に出かけ、
お茶を一服しようとしたとき、
茶杓を忘れたことに 気づいたそうです。
あたりを見回し、いろいろ探し、
いったいどれだけ経ったのでしょう。
ようやく茶杓に使えそうな竹を見つけ出しました。
利休さん、元の方に節があるこの短い竹で、
一本の茶杓を削り出します。」
この茶杓を「野がかりの茶杓」と言うそうです。
お話はここで終わりますが、
その後、お茶を飲んだんでしょうね、きっと。
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