2月 26, 2014
「紅葉に関する百人一首」について
Category: 香合
紅葉の絵、百人一首の中の和歌を思いました。
ちはやぶる神代もきかず竜田川
からくれなゐに水くくるとは(在原業平)
百人一首で「紅葉」に関するものは全部で「6首」あります。
その中で、紅葉、そのもので歌われているものは「5首」、
歌そのものが、紅葉のことを歌っているのは、上の「1首」のみだそうです。
ちなみに、残りの5首は、
奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の
声きくときぞ秋はかなしき(猿丸太夫)
このたびは幣もとりあへず手向山
紅葉の錦 神のまにまに(菅原道真)
小倉山峰のもみぢ葉こころあらば
今ひとたびのみゆき待たなむ(貞信公)
山川に風のかけたるしがらみは
流れもあへぬ紅葉なりけり(春道列樹)
嵐吹く三室の山のもみぢ葉は
龍田の川の錦なりけり(能因法師)