「紅葉に関する百人一首」について

Category: 香合


重色紙香合


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紅葉の絵、百人一首の中の和歌を思いました。

ちはやぶる神代もきかず竜田川
 からくれなゐに水くくるとは(在原業平)

百人一首で「紅葉」に関するものは全部で「6首」あります。

その中で、紅葉、そのもので歌われているものは「5首」、
歌そのものが、紅葉のことを歌っているのは、上の「1首」のみだそうです。

ちなみに、残りの5首は、

奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の
 声きくときぞ秋はかなしき(猿丸太夫)

このたびは幣もとりあへず手向山
 紅葉の錦 神のまにまに(菅原道真)

小倉山峰のもみぢ葉こころあらば
 今ひとたびのみゆき待たなむ(貞信公)

山川に風のかけたるしがらみは
 流れもあへぬ紅葉なりけり(春道列樹)

嵐吹く三室の山のもみぢ葉は
 龍田の川の錦なりけり(能因法師)


香合

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