3月 09, 2014
「高杯」について
Category: 菓子器
高貴な方に使用します。
貴人点・貴人清次などで使われるようです。
歌舞伎舞踊(長唄)の「高杯」は、
1933年9月6世尾上菊五郎・7世坂東三津五郎ほかにより
東京劇場初演されたそうです。
作詞久松一声、作曲柏伊三郎で、
菊五郎が当時流行し始めたタップダンスに着想を得て、
下駄ばきの拍子で踊る奇抜な作品を作ったのだとか。
内容は、
「狂言風の舞踊で、高杯を買うよう命じられた太郎冠者が、
騙されて足駄を買わされ、
酔って高下駄でタップ風に踊る。」
というもののようです。
しばらく絶えていたのを、
17世中村勘三郎が復活上演し好評を得ているみたいです。