4月 03, 2014
「飾り」について
Category: 茶道具全般
■座敷飾り
室町時代後期、将軍邸における
座敷飾りの規範ができたそうで、
相阿弥著『君台観左右帳記』に
「押板、違棚、書院それぞれの飾り付け方法と、
画家や器物の鑑識」
についての記述があるようです。
■床飾り
床の構えや茶室全体が大きく改められたのは、
天正十年(1582年)頃だそうです。
利休は、花の飾りに確かな地位を与え、
やがて「初座が掛物」、「後座は花」
という形が定着するみたいです。
中立を略したりするとき、
掛物も花も飾るのを
「諸飾り」と呼ぶのもその反映なんだとか。
■正月飾り
正月飾りは、正月に向けて飾られるもの、大晦日以前に飾るそうです。
種類としは以下のようなものがあるみたいです、
①門松・松飾り
②注連飾り(しめ飾り)・注連縄(しめなわ)
③玉飾り
④餅花
⑤輪じめ
⑥床の間飾り(床飾り)
⑦座敷飾り
⑧掛け軸
⑨生花
⑩神棚飾り
⑪鏡餅
⑫羽子板
⑬破魔弓
■蓬莱飾り
蓬莱飾りは、様々な縁起物が入った飾りで、
各流派の初釜などで飾られるようです。
蓬莱飾りは、
海老の他、白米・熨斗鮑・かち栗・昆布・野老(ところ)・
馬尾藻(ほんだわら)・橙(だいだい)・
などが一緒に飾られているようです。