4月 06, 2014
茶道でいう花台は、茶入に花を生けるときに、
茶花を盛っておくための木地の足付台のことですが、
純粋に「花台」というと、花器を置くための台全般を指すそうで、
イタリア製の陶花付花台セットなんかは、
見た目がパルテノン神殿の柱みたいな感じです。
花台一式として、
ここでは「花台」「小刀」「花水次」を説明しようかと思います。
花台の大きさに関しては、湖月老隠著『茶式湖月抄』に、
「利休好花台 杉 指渡一尺一分、高八分、厚一分八厘、
惣高三寸五分、足の長九寸六分、高二寸三分半、厚二分八厘、
カキ四寸七分、高へ一寸五分半、足の入一寸、
貫長一尺、同高六分半、同中二分、
ソコ板厚一分三厘ヘギ板、
(内法)九寸七分、角五分、
(合せ目)四寸九分、六寸一分、合目一寸八分」
などと細かく決められていたようです。
小刀の大きさに関しては、同じく『茶式湖月抄』に
「小刀 長さ三寸六分半、一本羽の柄長さ三寸五分。
下のサヤ 長五寸八分、革緒九分」
と記載されているようです。
花水次は、小さくて可愛いですね。