10月 04, 2014
蓋置(ふたおき)とは、
釜の蓋をのせたり、柄杓の「合(ごう)」をのせる道具だそうです。
蓋置は、金属、陶磁器類、木、竹などのものがあるとか。
蓋置の名は、釜の蓋を載せる器ということで、
「蓋置」となったようです。
蓋置は初め、台子皆具の一つとして、唐銅で登場し、
水指などと似た意匠だったそうです。
それが独立して個々に用いられるようになったとか。
唐銅から、それを写した陶磁器、さらに見立応用品なども加わり、
多種類になっていったみたいです。
蓋置のことを「隠架」といった書物(『貞要集』)もあるそうで、
蓋置は建水の中に隠れるという意味みたいです。
ただ、一般的には「蓋置」と言うようです。
蓋置の種類は多く、特に「表七種(千利休選出)」と
「裏七種」の「七種蓋置」が有名みたいです。
表七種は「火舎」「五徳」「三葉」「一閑人」「栄螺」「三人形」「蟹」で、
裏七種は「印」「惻隠」「太鼓」「輪」「井筒」「糸巻」「駅鈴」だとか
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