1月 06, 2014
古代文字で書かれた「五福駢臻(ごふくへんしん)」をモチーフに
「五福ならびいたる」(五福がそろって集まりますように)という
願いを込めた作品です。
みどころとしては、朱塗りと金の色の取り合わせがおめでたく、
文字をデザイン化し、左側に寄せたところが、芸術的に思います。
黄金比を意識しているのかもしれません。
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古代文字で書かれた「五福駢臻(ごふくへんしん)」をモチーフに
「五福ならびいたる」(五福がそろって集まりますように)という
願いを込めた作品です。
みどころとしては、朱塗りと金の色の取り合わせがおめでたく、
文字をデザイン化し、左側に寄せたところが、芸術的に思います。
黄金比を意識しているのかもしれません。
『百人一首』の「世の中は 常にもがもな 渚こぐ あまの小舟の 綱手かなしも」
漁夫の小舟を見るにつけ思われる、人の世の無常。
作者源実朝(さねとも)は、日ごろ目にしている鎌倉の海岸の実景をもとにしながら、
『古今集』の「陸奥はいづくはあれど・・・」のような和歌の伝統が培ってきた
海岸風景も重ねられている趣だそうです。