「[露地道具]露地笠」について
露地笠(ろじがさ)は、
竹の骨組に真竹の皮をかぶせ、
竹ひごで渦巻状に押えて、
糸で縫ったものみたいです。
内側の竹の骨組の一端に、
竹皮を編んで輪差にした掛緒が付いているそうです。
露地笠(ろじがさ)は、
竹の骨組に真竹の皮をかぶせ、
竹ひごで渦巻状に押えて、
糸で縫ったものみたいです。
内側の竹の骨組の一端に、
竹皮を編んで輪差にした掛緒が付いているそうです。
雪駄(せった)は、竹皮草履の裏面に皮を貼って防水機能を与え、
皮底の踵部分にプロテクター(後金)がついた草履の一種のようです。
苔の中を歩けば、
湿気で草履が湿ってゆくそうで、
それを嫌った利休が、
草履の裏に皮を打ちつけ、
湿気が上がらないよう考案したものが、
「雪駄」だそうです。
裏を返せば、当時、どの露地にも
「飛石」があったわけではない
ということになるのでしょうか。
塵穴(ちりあな)は、
露地内に作る四角または円形の穴みたいです。
入り口近くに景趣を添える目的で作られるとか。
露地の掃除の後、木の葉などが落ちた場合に、
塵箸で拾って、この穴に入れておくそうです。
関守石(せきもりいし)は、
小石を蕨縄で三掛けに結んだものだそうで、
飛石の上に置くことで、
「その先への侵入をご遠慮します。」
という意味になるようです。
飛石の進む方向を決め、
茶室に導くのに使うみたいです。
垣根(かきね)は、家(家庭および家族)を、
外界と隔てるための境界に設けられる、
一種の壁みたいです。
垣根の役割は五つあるそうで、
「全体を囲う」
「一部を区切る」
「目隠し」
「歩行者を誘導する」
「庭の景として楽しませる」
なのだとか。
露地内の垣根の在り方としては、
「外は荒く堅固なもの、
中は軽快なものが喜ばれ、
茶席付近はその中間的なものがよい。」
のだそうです。