「軸掛」について

Category: 掛軸


竹軸掛




竹軸掛

軸掛(じくかけ)は、掛軸のてっぺんを巻いて挟みこみ、
長さを調整するために用いる道具だそうです。

自在掛は、掛ける高さを調節するのに使用するため、
掛軸の長さを変更することができないのですが、
軸掛は、長さを調整することができるため、
床の間の高さが低い場合にも、
長い掛軸を掛けることができるようです。

自在掛(自在)の材質は、竹の他、金属もあるみたいですが、
軸掛は、基本的に竹しかないのだとか。

「色紙掛け(色紙掛)」について

Category: 掛軸


色紙掛

作品名:色紙掛
(裏千家好)
(雲鵬裂・銀杏)

色紙掛けは、色紙を掛けるための掛軸みたいです。

表装するもの(台紙貼り表具)と違い、
ただ紐などにひっかける簡便なものだそうです。

通常の掛軸のように縦長のものもあれば、
正方形の台紙の上部に紐を通しただけのものもあるようです。

また、色紙額といった額縁もあるみたいです。

色紙掛けや色紙額は、色紙のサイズにより様々な種類があり、
縦型以外に、横型もあるのだとか。

「座布団」について

Category: 茶道具全般

座布団(ざぶとん)は、
鎌倉時代、茵(しとね)と呼ばれる小さな正方形の薄畳の周辺を、
飾り布で覆った物が起源のようです。

今日でも百人一首の絵札に描かれた図の上で、
これを見る事ができるのだとか。

後に、円座のような持ち運びに簡便な道具に代わり、
江戸時代中期に布の袋に綿を入れる現在の形となって、
庶民にも広く普及したそうです。

古くは権力者や高僧などの権力の象徴として用いられた経緯もあるとか。

このため丁寧語として「御座布団」と呼ぶ事も在り、
宗教的行事などにおいて僧侶等が座る際に用いるための、
特別に弾力性に富んでいたり装飾が施された物を指すみたいです。

「小風呂敷」について

Category: 茶道具全般

小風呂敷は、50cm以下の風呂敷(特に45cm角のもの)を指すとか。

このサイズの多くは縮緬素材だそうで、
正絹のものはふくさ代わりに、
のし袋などを包むのにも使われるようです。

バンダナや膝掛けとしても使えるそうです。

数百円~数千円のものがあるようで、
模様も様々みたいです。
数千円のものは、だいたい正絹のようです。

なお、贈り物として何かを風呂敷に包んだ場合、
包んだまま、相手に渡すということは、あまりしないそうです。

風呂敷や袱紗も渡したいのなら、
相手に渡すとき、結びをほどいて、一度、風呂敷をたたんで
「これもどうぞお使いください。」と
一言添えるのがいいようです。