「堆朱」について

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堆朱香合


油を混ぜた漆を幾重も塗り厚い層を作り、文様を彫刻したものだそうです。
通常の漆は硬くて彫刻が困難だが、
油を混ぜることで、軟らかくなり彫刻が可能になったのだとか。

唐時代に始まり、宋以降盛行したようです。
元代には張成・楊茂が名匠として知られ、
清代には俗に「はしか彫」という繊細な技巧を用いたものが出現したそうです。

日本には平安時代末から鎌倉時代初頃に伝来し、
室町時代頃本格的に製造が始まったみたいです。

茶道具としては室町時代から珍重されるようになるとか。


香合

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