「風炉」について

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風炉


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風炉(ふろ)は、火を入れて釜を掛ける道具だそうです。

風炉は、鎌倉初期に南浦紹明が、
仏具である台子などと共に中国から持ち帰ったとのこと。

以来、 村田珠光 が四畳半に初めて炉を切り、
武野紹鴎 ・ 千利休 が炉の点前を定めるまでは、
茶の湯は四季を問わず風炉を用いていたそうです。

この頃の風炉は、唐銅の切掛風炉だったようです。

現在は、5月~10月までを風炉の季節、
11月~翌年4月までを炉の季節としているようです。

この二つの大きな違いは、湯をどのように沸かすか(釜をどのように懸けるか)
というとだそうです。

風炉の季節には、風炉を据えて釜を懸けるのに対し、
炉の季節は茶室に炉を切って釜を掛けるようです。

そのため、風炉は点前の種類や使う道具により据える位置が変わるのだとか。


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「風炉の七つ捻り」について

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目立たないように少しずつ格をはずし、
自然になるようにすることなのだとか。

流派によって違うようですが、
概ね以下のようなものみたいです。

1.風炉はわずかに客付へ捻る。
2.釜は勝手へ少し捻る。
3.五徳はわずかに前へよせ、一つ爪を勝手に捻る。
4.釜はわずかに向こうへよせる。
5.前土器は少し客付へよせる。
6.灰は左右前後へ高低をつける。
7.柄杓を筋かいに釜へかける。


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