2月 03, 2014
古くは、「唐物の塗物の香合」が大半で、
「室礼」(座敷飾り)に、香炉に付属して置かれたとか。
その後、草庵の茶室でも香炉と一対で、
席中に持ち出し飾られたみたいです。
この頃の香合は、稲垣休叟著『茶道筌蹄』に
「香合は道具中にも至て軽き物ゆへ、
利休百会にも香合の書付なし、
夫故に名物も少なし、名物は堆朱青貝に限る」
といった感じの記述があるくらい、
かなり軽く扱われていたようです。
古くは、「唐物の塗物の香合」が大半で、
「室礼」(座敷飾り)に、香炉に付属して置かれたとか。
その後、草庵の茶室でも香炉と一対で、
席中に持ち出し飾られたみたいです。
この頃の香合は、稲垣休叟著『茶道筌蹄』に
「香合は道具中にも至て軽き物ゆへ、
利休百会にも香合の書付なし、
夫故に名物も少なし、名物は堆朱青貝に限る」
といった感じの記述があるくらい、
かなり軽く扱われていたようです。
また、隅田川は江戸の桜の名所として知られています。
唱歌の「花」に
「春のうららの隅田川・・・」とあります。
隅田川と花(桜)は、
昔から人々の心の風景として
あったのでしょうね。
『伊勢物語』の「東下り」に
「名にし負はば いざ言問はん都鳥、
わが思ふ人は、ありやなしやと」
と詠まれ、望郷の思いを都鳥に託したことが
思い浮かびます。
床の間に置く場合は、五色の紙釜敷に映えて、
素敵に見えることでしょう。
中に入れる練香は、きっと素敵な香りがするのでしょうね。
「お香もとは」
「鳩居堂」とか「松栄堂」とか。
「お香りは」
「梅ケ香」とか「松柏」とかを、連想するのも楽しいひとときです。