7月 04, 2014

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炭斗(すみとり)は、主が客の前で、
炉や風炉に炭を組み入れる炭点前で用いる、
炭を組み入れ、
香合・羽箒・釜敷・鐶・火箸を添えて、
席中に持ち出す器のことみたいです。
炭斗は、炭取と書いたり、
烏府(うふ)といったりもするとか。
炭斗には、唐物と和物があり、
唐物は精巧を極めたものが多いそうです。
唐物炭斗には、藤・竹などで編まれた籠、
漆器類や青貝入り、金馬(きんま)などがあるようです。
和物炭斗には、籐・竹・藤蔓・
蓮茎(はすくき)などで編まれた籠や、
瓢・一閑張・蒔絵・曲物・指物などが、
あるみたいです。
和物炭斗の籠の編み方は、
唐物よりざんぐりしているそうです。
また和物炭斗として
「冊屑箱(さくずばこ)」 「茶撰籠(ちゃよりかご)」
「散華皿(さんげざら)」「箕(み)」「炮烙(ほうろく)」
などが用いられることもあるとか。
炭斗の種類は、
「菜籠(さいろう)」「瓢(ふくべ)」「神折敷(かみおしき)」
「炭台(すみだい)」「箱(はこ)」などがあるとのこと。
炭台は、口切・席披き・台子に使用され、
神折敷・唐物籠は真の位の炭斗とされるとか。
風炉・炉用の区別は元禄時代以降なんだそうです。

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7月 01, 2014

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炭台(すみだい)は、
亭主が客の前で、
炉や風炉に炭を組み入れる炭点前で用いる、
檜木地の四方隅切で、
足のついた折敷形の炭斗のこと。
漆を塗ったり、彩色を施したり、
寸法や形を多少変えたものもあるようです。
炉の季節の初釜や千家七事式の「廻り炭」や、
真の炭斗として、
台子など真の炭点前に、
炉・風炉ともに用いられるそうです。

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7月 01, 2014
炭切溜(すみきりだめ)は、
道具炭を備え入れておく容器のことで、
檜木地で、縁の高い隅切の縁高に、
斜め十文字の足が付いたものだそうです。
炭切溜は、杉製の炭箸(すみばし)で、
炭を扱うようです。

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6月 30, 2014
炭切形(すみきりかた)は、
炭を切るときに、
各寸法に切りそろえるために、
炭にあてがう寸法が表示された板のことで、
竹製や檜製で、炉用と風炉用の二本があるそうです。
胴炭・毬打炭・管炭・輪炭の寸法が、
板に刻み込まれているのだとか。

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6月 29, 2014
茶の湯用の炭は、
椚(くぬぎ)の樹を材料とした「黒炭」で、
着火性が良く、火がつけば微かな香りが漂い、
樹皮が密着し、しまりがあり、
炭の断面が真円のように丸く、
切り口が菊の花のように、
均一に割れ目があるのが理想的だそうです。
「菊炭」などと呼ぶこともあり、
「池田炭」や「桜炭」などが用いられるようです。
炭の名称や寸法などは流儀により異なるようですが、
「胴炭(どうずみ)」「丸毬打(まるぎっちょう)」
「割毬打(わりぎっちょう)」 「管炭(くだずみ)」
「割管炭(わりくだずみ)」「点炭/添炭(てんずみ)」
「枝炭(えだずみ)」「輪炭(わずみ)/車炭(くるまずみ)」
などがあるみたいです。

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