茶道の鶯針の場合、茶箱の「月点前」に使うのですが、
香道の鶯より小さく、長さ3cm程のU字型の針みたいです。
器据(きずえ)にある小さな穴に、鶯針を突き刺して茶筅を立て、
多少風が吹いても倒れないようになっているとか。
月点前は、花点前=春、卯の花点前=夏 、月点前=秋、雪点前=冬、
と対応させた場合の、秋の季伝物点前だそうです。
茶道の鶯針の場合、茶箱の「月点前」に使うのですが、
香道の鶯より小さく、長さ3cm程のU字型の針みたいです。
器据(きずえ)にある小さな穴に、鶯針を突き刺して茶筅を立て、
多少風が吹いても倒れないようになっているとか。
月点前は、花点前=春、卯の花点前=夏 、月点前=秋、雪点前=冬、
と対応させた場合の、秋の季伝物点前だそうです。
板文庫(いたぶんこ)は、料紙箱(料紙や書簡・草紙類などを入れておく箱)と、
硯箱を兼ねた文具だそうです。
近世のおもに公家が用いた草子挟みの一種なのだとか。
紙ばさみとなる板に紐を通り、
その上に料紙と硯を載せて紐を結んだもののようです。
板文庫は、書院などに飾られるみたいです。
裏千家十五代鵬雲斎好の板文庫に、松竹梅硯箱があるそうです。
板文庫の数え方は「一具、二具・・・」みたいです。
本居宣長は、紀州藩主徳川治宝侯から
「板文庫歌」1幅と「板文庫」1具を拝領したようです。
板釜敷は、釜の下に敷く、
四方隅切で中央に丸い穴の開いた桐木地のもの。
五寸角で厚さ三分の板の四隅を一寸一分切落とし、
中央に一寸の穴をあけたものだそうです。
稲垣休叟著『茶道筌蹄』に
「利休形、箱炭取に用ゆ、桐角きりなり」
とあるようです。
七宝網は、茶道具などを包む、組紐による仕覆だそうです。
壷飾の際には茶壷をいれるみたいで、
紅か紫の組紐で亀甲形に編んだ網に取手(取緒)の付いた網袋を、
茶壷の蓋の上で結ぶようになっているようです。
壷飾は、流派により
○裏千家では、網をかけたまま床に飾り客の所望によって拝見に供す。
○表千家では、網を掛けて飾ってある時は拝見を所望しない。
○武者小路千家では、網は単に茶壷を運ぶためのものとして、
網に入れて飾らない。
といった違いがあるようです。
立花実山著『南方録』に、小間に茶壺を飾る話があるそうです。
葉茶壺を小間の茶室にも飾ることがあります。
それは大体、口切の茶会のときのことです。
初入りのときに、掛物を掛けてその前に壷を飾るのがよいでしょう。
小間の茶室で飾るときは、
茶壺の口覆と口緒を結ぶ紐までにしておくのがよろしい。
さまざまのもったいぶった緒の結び方をするのは、
いかにも知っていますというようでよくありません。
網はたいてい小間の茶室ではかけないものですが、
口切でないときは、壷によってはかけておいても構いません。
オランダ皆具などの「オランダ」は、
純粋に「オランダ」と調べても「デルフト焼かな」
といったことしかわかりませんでした。
そこで、勝手に考察した結果、
「マイセン陶で開発された中国風の陶器に、
伊万里風の絵柄をつけた、
オランダで作られた陶器(デルフト陶器)のこと」
ではないかと考えました。
少なくとも江戸時代以降に、
「マイセン+最初の和蘭陀=オランダ製の陶磁器」
そして、
「お茶+オランダ製の陶磁器=オランダ皆具」
となっていったのではないかと。