1月 06, 2014
備前焼花入 日幡光顕
Category: 花入
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柳海剛氏の作品は、割合、日本人に親しみを感じさせます。
花入に限らずいろいろな作品が作られています。
価格もメイドイン韓国にしては安く手に入ります。
青磁の持つ凛とした格調の高さもありますが、
柳海剛氏の作品は、庶民的な素朴さも持ち合わせています。
博物館に飾られているというよりは、
使っていくうちにだんだん良くなっていく作品です。
萩焼といえば、山口県萩市です。
作品を見ると、印象的なのは口のところの白が、
洋菓子の「クグロフ」を思い浮かべます。
花入で、口作りが盛り上がっているものは少なく、
全体的にも花を生かしてくれる掛花入だと思います。
備前の花入は、窯の火の加減によって、
様々な景色(風合)が出て面白く感じます。
特にこの作品は、色合いが深く、
華やかながら、艶のあるしっとりとした落ち着き感があり、
とても良い焼きあがりの作品となっています。
「高遠赤外線効果」・「酸化還元作用」の効能により水が腐りにくいため、
通常の花入より長持ちします。
この花入に「何を生けたい」と質問されたら、
私なら「白玉椿」を生けたいと答えるでしょう。
作者が人間国宝の藤原雄氏というのもうなずけます。
最近は、利茶土ミルグリム氏も有名なようです。