「挽家」について

Category: 茶道具全般

挽家(ひきや/ひきえ)は、
主に仕覆に入れた茶入を保存する為に、
木材を轆轤で挽いて作った、
挽物の容器のことだそうです。

挽家は挽家袋に入れ、
箱に納められるのだとか。

形は、肩衝は中次形、文琳や茄子は棗形、
丸壺は丸形、瓢形は瓢形など、
中身の形に準ずるそうですが、
例外も少なくないみたいです。

鉄刀木・欅・花櫚・桑・黒柿・沢栗・柚等の木地のものや、
塗物、蒔絵、独楽、竹などがあるようです。


挽家

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今月(9月)の茶杓の銘

Category: 茶杓

9月に使える茶杓の銘です。

九月・長月
読み 漢字
あきくさ 秋草
あきぞら 秋空
あきのいろ 秋の色
あきのこえ 秋の声
あきのの 秋の野
あきのみず 秋の水
あきのやま 秋の山
あきのゆう 秋の夕
あきばれ 秋晴
おばな 尾花
かかし 案山子
きくがさね 菊重
きぬた
こがらし 木枯し
しらぎく 白菊
すずむし 鈴虫
つきのひかり 月の光
はつかり 初雁
ひがんばな 彼岸花
ふじばかま 藤袴
まがきだけ まがき竹
ませ ませ
ませがき ませがき
まつむし 松虫
むしかご 虫籠
むしのね 虫の音

「挽溜」について

Category: 茶道具全般

挽溜(ひきため)は、
立ち上がりの浅い薬籠蓋になって、
上部に面をとった円筒形の塗物で、
臼で挽いた挽茶を貯えておくための容器だそうです。

古くは「大海」が用いられていたようですが、
利休が茶入に移すときに、
陶器どうしで損壊することを恐れて大茶桶一対を用い、
のち千宗旦がその蓋表に
「極」の字を朱書きしてこれを濃茶用、
「詰」の字を朱書きしたものを薄茶用とし、
混同することを防いだといわれるそうです。


挽溜

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「挽木箱」について

Category: 茶道具全般

挽木箱(ひききばこ)は、
茶臼を回すために、
上臼の穴に差し込む、
肘(ひじ)の形をした
木製の柄である「挽木(ひきぎ)」を、
納める箱のことだそうです。

桐木地の箱で、差し込み蓋になっているとか。


挽木箱

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「火起」について

Category: 茶道具全般

現在用いられている火起(ひおこし)は、
片手鍋に似た形状で、
底に炎を通す穴が開いており、
中に炭を入れガスコンロなどに乗せて使用し、
炭に着火した後は炭十能にのせて運ぶそうです。

実際に使う場合、火種用の炭を入れ、
赤く熾るまで強火のガス火にかける際、
一酸化炭素が発生するそうで、
換気をしっかりしないと
一酸化炭素中毒になるおそれもあるようです。

また、炭に付着している炭の粉が、
パチパチと跳ねる場合あるのだとか。


火起

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