4月 28, 2015
茶壷の蓋の上に被せる、
四方形の布「口覆(くちおおい)」は、
金襴・緞子・錦などの上質で、
厚みのある裂の裏に塩瀬がついたものだそうです。
壷の四つの乳と乳の間に剣先を向けるよう、
菱なりに覆うみたいです。
剣先というのは、
「口覆」の四方の丸みを持った角のことだそうです。
口切の茶事では、
床に荘られている壷をかぎ畳を大きく回って取りに行き、
かぎ畳に座り、網・口緒をはずして、勝手付に置き、
その後、「口覆」をはずして封印を正し、再び「口覆」をし、
かぎ畳を大きく回って正客前へ運びだすという所作があるみたいです。
「お口覆は?」
「○○でございます。」
などの受け答えもあるとか。
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