9月 23, 2014
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柄杓(ひしゃく)は、広義には、水や汁物をすくうための、
柄杓の形をした道具全般を指して、
木製・竹製・金属製・プラスチック製など、
いろいろあるようですが、
点前に用いるものは竹製のみだそうです。
柄杓の名前は、水をすくうための、
瓢箪を指す「ひさこ(ひさご)」が「ひさく」になり、
「ひしゃく」に転じたもので、「柄杓」は当て字みたいです。
■柄杓の形
柄杓の形には、以下のようなものがあるそうです。
○合に柄を取り付けた部分
月形(つきがた):月形になっているもの。
指通(さしとうし):柄が合の中まで突き通しになっているもの。
○切止の部分
風炉用:身の方を斜めに削いである。
炉用:皮目の方を斜めに削いである。
○合の部分
風炉用:合が小さい。
炉用:合が大きい。
■柄杓のサイズ
現在、点前で使用されている柄杓は、以下の大きさのようです。
○風炉の柄杓
合径:一寸七分半~一寸八分半
柄の節上:五寸八分
柄の節下:五分五分
○炉の柄杓
合径:一寸九分~二寸
柄の節上:五寸七分
柄の節下:五寸五分
○差通の柄杓
合径:一寸八分~一寸八分半
柄の節上:五寸八分
柄の節下:五寸五分
「柄杓」に関するページは、こちらから。
9月 22, 2014
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火消壺(ひけしつぼ)は、炭火を入れて蓋を閉め、
空気を遮断することによって火を消す容器のことだそうです。
利休形火消壺は、黒い瓦焼で、
長方形の壺に、太いハジキ摘みの共蓋がついて、
提げ手の付いた木の台に載っているみたいです。
大きさはそれぞれ、
利休形火消壺:長さ八寸・幅五寸二分・高さ五寸・肩幅七分
木の台:八寸八分×六寸六分
提げ手(丸籐):二本の籐の長さ七寸・節合六寸二分・総高一尺一寸五分
のようです。
「火消壺」に関するページは、こちらから。
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9月 21, 2014
挽家袋(ひきやぶくろ)は、
茶入を護るために、
堅い素材で造る挽家を包む袋で、
一般に厚地の裂が用いられたみたいです。
『古今名物類聚』には、
「挽家袋 紺地錦」
とあるそうです。
現在にも、この「紺地錦の挽家袋」が、
伝わっているようです。
緒は、はずれ、長い使用によって、
文様を表わす糸も磨り減っているものの、
紺地の唐花を幾何学文様に表わした蜀江錦だそうです。
一部の文様には、金糸を使用しているとか。
「挽家袋」に関するページは、こちらから。
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9月 20, 2014
挽家(ひきや/ひきえ)は、
主に仕覆に入れた茶入を保存する為に、
木材を轆轤で挽いて作った、
挽物の容器のことだそうです。
挽家は挽家袋に入れ、
箱に納められるのだとか。
形は、肩衝は中次形、文琳や茄子は棗形、
丸壺は丸形、瓢形は瓢形など、
中身の形に準ずるそうですが、
例外も少なくないみたいです。
鉄刀木・欅・花櫚・桑・黒柿・沢栗・柚等の木地のものや、
塗物、蒔絵、独楽、竹などがあるようです。
「挽家」に関するページは、こちらから。
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