「帛紗挟み(懐紙入れ)」について

Category: 茶道具全般

帛紗挟み(ふくさばさみ)は、
茶道の稽古や茶席において、
必要となる小物を、
ひとまとめに入れて携帯する袋の総称だそうです。

帛紗挟みは比較的小ぶりの物を指すそうで、
「三つ折り」「つづれ」「二つ折り(利休型)」
などに分類されるようです。

男性用はやや大ぶりで寒色系、
女性用はやや小ぶりで暖色系などの違いはあるみたいですが、
形や使い方の違いはほとんどないとのこと。


帛紗挟み

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「帛紗」について

Category: 帛紗


帛紗


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帛紗(ふくさ)とは、茶の湯で、
点前の際に茶器を拭いたり、
拝見の折に器物の下に敷いたりする方形の布のことだそうです。

帛紗は元々、貴重品などが収蔵された、
箱上に掛けられていた風呂敷だったそうです。

その風呂敷が贈答品を運ぶ時の、
汚れや日焼け防止として用いられるようになり、
1枚の布地から裏地付きの絹製で、
四方に亀房と呼ばれる房付きのものに変わり、
慶弔行事の金品を贈る時の儀礼や心遣いとして、
広蓋(黒塗りの盆)と併せて用いられるようになったのだとか。

もともと、千利休が最初のころ好んでいた帛紗は小さかったようです。

1590年の秀吉の小田原出陣随行時、
奥さん(宗恩)は「薬包みにでも使って」と、
帛紗を大きく縫って差し出したそうです。

利休は、
「この恰好が一段と手ごろで良い。
これからのち、帛紗の大きさは、
これと同じようにしなさい」
と言ったみたいです。

この帛紗の大きさは畳十七目×十九目だそうです。


帛紗

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「火吹竹」について

Category: 茶道具全般

火吹竹(ひふきだけ)は、
下火を吹きおこすために用いる、
一端に節を残して小さな穴をあけた竹筒だそうです。

利休形は、太さ八寸くらいのサビ竹で、長さは九寸九分、
上から三寸下がった所に節をつけ、
下部は節切で、息を吹き込む小さな穴をあけてあるそうです。

室町時代末にはすでにあったようで、
当時、火種を絶やさず毎朝、
火をかきおこして吹きつけるのが、
主婦の重要な役目であり、
このため火吹竹は重宝な道具だったみたいです。


火吹竹

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「火鉢」について

Category: 茶道具全般

火鉢(ひばち)は、炭を使用する、
日本の伝統的な暖房器具だそうです。

寄付・待合・腰掛などに出されるみたいです。

茶席や待合に出される火鉢には、火箸は添えないのだとか。

極寒の時季には、待合や腰掛などに、
「大火鉢」を用いて、
真っ赤に熾(おこ)した炭火を、
たっぷり入れて出すこともあるそうです。

腰掛に出す「大火鉢」には、
大きい擂鉢(すりばち)や、
宣徳(せんとく)の水盤などに、
縄灰や籾灰を入れて用いるみたいです。

形状により長火鉢・角火鉢・
六角火鉢・丸火鉢などの種類があるようです。

材質は陶器・木製・宣徳などの金属製・
石製・塗物製などがあるそうで、
特に塗物製は「火桶(ひおけ)」とも呼ぶみたいです。


火鉢

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「火箸」について

Category: 火箸


火箸


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火箸(ひばし)は、亭主が客の前で炉や風炉に、
炭を組み入れる炭手前で用いる、
炭斗から風炉や炉に炭を入れるのに使う、
金属製の箸のことだそうです。

火箸の細工の方法としては
「打ちのべ」「素張り」「ぬき」の三種類があり、
象眼などで模様を入れたものもあるみたいです。

また、火箸には「ツクシ型」「ワラビ型」
「カワクギ型」「ツヅミ型」など約二十種類あるとのこと。


火箸

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