6月 18, 2014
仕覆には
「名物裂、金襴、緞子、間道、
錦、風通、繻珍、天鵞絨、印金、
莫臥爾、更紗」
などがあるみたいです。
ここでは、名物裂についてだけ説明します。
鎌倉時代から江戸時代にかけて、
主に中国から日本に伝わった織物。
名物には「大名物、名物、中興名物」があって、
この中から茶人に選択され、
大事に扱われてきた裂が名物裂と言うそうです。
大名物は、 足利義政 (室町時代)が、
中国の名器・名画を能阿弥に選定させ
東山御物としましたもの。
名物は、 千利休 ・山上宗二(桃山時代)が選んだ
「茶器名物集」のもの。
中興名物は、 小堀遠州(江戸時代)が
選出したものらしいです。
■仕覆の脱がせ方
立花実山著『南方録』に、
「背の高い茶入は、袋(仕覆)を下に抜くのがよく、
背の低い茶入は、茶入を上へ持ちあげながら
袋を抜くのがよいでしょう。」
とあるそうです。
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