6月 08, 2014

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茶通箱は、もとは抹茶を持ち運ぶ通い箱だったものを
利休が点前に用いたのが始まりだとか。
現在では二種の濃茶を客にもてなす時の点前に用いる箱だったり、
珍しい茶や、客から茶を貰った時に、
亭主が用意の茶と、客から到来の茶、
との二種類の濃茶を点てる点前に用いる箱だったりするみたいです。
後者の場合は棚を用いるようです。
利休形茶通箱は、用材が桐で寸法は大小伝えられているそうですが、
いずれも薬籠蓋になっているとのこと。
茶通箱には、
「利休形茶通箱」「利休形三つ入茶通箱」
「利休形桟蓋茶通箱」「元伯好三つ入茶通箱」
表千家の「原叟好茶通箱」「原叟好挽溜茶桶箱」
「如心斎好桟蓋茶通箱」
裏千家の「仙叟好二方桟蓋茶桶箱」「玄々斎好出合桟蓋茶通箱」
などがあるそうです。
茶通箱の蓋には、利休形は薬籠蓋、
仙叟好は桟蓋、玄々斎好は出会桟があるみたいです。

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6月 07, 2014
御物袋(ごもつぶくろ)は、茶器を保護し、
破損を防ぐために、この袋に入れて箱にしまうそうです。
袋は、白・紫・朱などの無地の縮緬(ちりめん)や
羽二重などでの布を打ち合わせにして、
中に薄綿が入った長緒のもののようです。
緒を締めると茶入が中に包まるようになるとか。
中次・雪吹の類は大津袋にいれるみたいです。
御物袋も大津袋も、基本は保存用の袋ということだそうです。

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6月 06, 2014

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一部の流派で使用する古袱紗、
表千家では使用しないそうです。
生地は、主に名物裂や緞子などが
主に用いられるとか。
色は、一応、男性は寒色系や緑・紫、
女性は暖色系のものを使うそうですが、
柄や色によっては男女で使い回すこともあるみたいです。
大きさは袱紗の4分の1程度、
横幅が若干長いほぼ正方形で、
男性用・女性用ともに同じ寸法のようです。
出し帛紗として、
裏千家では主に「古帛紗」(五寸二分×五寸)を使用するそうです。
武者小路千家では古帛紗(小帛紗)は使わないとのこと。

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6月 05, 2014
小羽箒(こはぼうき)は、
茶掃箱に添えられた三寸くらいの小さな羽箒で、
茶器に茶を掃き込んだり、
茶器の口や蓋を清めたりするのに使用するそうです。
白鳥やホロホロ鳥などの羽を使うようで、
大きさは、長さ13cm×幅5cm程度のようです。
個体により大きさは前後するとか。

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6月 04, 2014
小灯(こともし/ことぼし)は、
数寄屋蝋燭一本を立てる形の小さな燭台で、
表千家では主に点前用(暁の茶事や夜咄)に使うそうです。
表千家の、
七世如心斎好:青楽、
八世そつ啄斎好:香炉薬、
九世了々斎好:かね、
十二世惺斎好:黄瀬戸
などがあるようです。

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