「銀葉(香敷/銀盤/隔火)」について

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銀葉(ぎんよう)は、
香を焚くとき、香に火気が直接当たらないよう、
間接的に加熱するための隔火具だそうです。

約2cm角のもので、四隅をおとすものが多いみたいです。

雲母(うんも)の薄片に金銀の縁をつけたもののようで、
以前は、銀の薄板を用いたこともあるそうです。

昔は、駄香を焚くときは銀葉を用いないのが決まりで、
銀葉に載せて焚くものは皆、銘香だったそうです。

銀葉の使い方は、香炭団(こうたどん)の上に灰をかぶせ、
その上に香をのせた銀葉を置いて香りを聞くようです。

使い終わって樹脂の付いた銀葉は、
お茶で煮ると汚れも匂いも良くとれると言われるとか。


銀葉

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「巾着(合切袋)」について

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巾着(きんちゃく)は、
日本古来の小物や、
手回り品を収納して持ち歩くための袋だそうです。

主に布製のものが多く、
入れ口には、紐が通してあり、
紐で口をしばって携帯するとか。

腰に付けることが多いようですが、
茶道では、数寄屋袋を入れたり、
着物の時に、腕にかけるなどして使うようです。

有名どころで、甲州印傳などがあるみたいです。

甲州印傳は、
天正十年(1582年)の創業以来、
甲州印伝の総本家として鹿革に漆で模様付けした、
伝統工芸品を製造販売する株式会社だそうです。

2012年より海外向けの、
オリジナルブランド「INDEN NEW YORK」を、
アメリカ(ニューヨーク)や、フランス(パリ)で
発表し好評を博したようです。

「切藁(底洗)」について

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切藁(きりわら)は、
水屋の後始末の際、
釜の底に水をかけた後、
底の汚れを落とすのに用いる、
細長いたわしのようなものだそうです。

「霧吹き」について

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霧吹き(きりふき)は、
水などの液体を、
細かい粒子にして噴射するための器具のことだそうです。

茶道では、茶花への露打ちのために用いるみたいです。

席中の三露は、
掛物の風帯の露・花の露・茶杓の露にあたるようです。
このうち、花の露を出すのが、
霧吹きや茶筅で行う「露打ち」となるでしょうか。

露打ちは、中立の際、亭主が花を生けた後、
霧吹きや茶筅で、花に水をかけ「露」を見せるようです。

「露」は、霧吹きで、「一」と吹きかけるぐらいが、
良いみたいです。

草花にとって、露は御馳走なため、輝く朝露のごとく、
さりげなく打っておくようです。

夏場は、花がしおれやすので、あっさりと露をあげると
良いそうです。

風炉の折、懐石膳食器や縁高に露を打つのは、
清涼感を醸し出すためみたいです。

この場合、水屋で露を打つようですが、
霧吹きではなく、茶筅で打つようです。

炉では、露は打たないとか。


霧吹き

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「許状箱」について

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許状箱(きょじょうばこ)は、
許状を入れる木箱で、
表千家用と裏千家用では、
大きさが違うようです。

表千家用は、内寸:18.3cm×7.3cm×6.3cmぐらい
裏千家用は、内寸:41.0cm×11.0cm×5.8cmぐらい
みたいです。

「許状」は、稽古することを許可する趣旨の書面で、
実力認定の意味合いが強い
「免状」「免許」「段位」などとは、
性格が異なるそうです。

裏千家では、「許状」のほかに、
その修道の度合いによって
「資格」制度を設けているそうです。

「資格」に関しては、
履歴書にも明記できるとか。