「[露地道具]杖」について
杖(つえ)は、細長くまっすぐな、
手で持つのに適した道具で、
長くて自分の足の長さ程度のものみたいです。
利休形の杖は、白竹で、
上の部分を竹の皮で包み、
その上を青い糸で巻いたものだそうです。
杖(つえ)は、細長くまっすぐな、
手で持つのに適した道具で、
長くて自分の足の長さ程度のものみたいです。
利休形の杖は、白竹で、
上の部分を竹の皮で包み、
その上を青い糸で巻いたものだそうです。
板木(ばんぎ)は、
玄関脇や露地腰掛に吊り下げ、
到着や連客の揃ったことを知らせるための、
木製の板のことみたいです。
厚い堅い材質の木製の板の上辺を、
隅切りした長方形のもので、
上辺二ヵ所に紐を通して吊り、
左手で支えつつ丁字形の木槌で中央を打つそうです。
露地箒(ろじぼうき)露地にかけておく箒のことで、
実際に使うことはなく飾りとなっているそうで、
棕櫚箒(しゅろぼうき)と、
蕨箒(わらびぼうき)の二種類があるようです。
棕櫚箒は、青竹の柄に、
棕櫚の葉を重ねて巻いて、藤蔓で結んだ箒で、
外露地の腰掛待合の下座側の柱に掛け、飾り箒とするようです。
寸法は流儀により異なり、
表千家と武者小路千家は棕櫚の葉先を切り揃えますが、
裏千家は自然のままとするのだとか。
茶事のつど作り、青々としたものを用意するみたいです。
蕨箒は、白竹の柄に、蕨縄をほぐしたものを巻き、
青苧(あおそ)で結んだ箒だそうです。
蕨の根茎から粉をとった後の繊維で綯った蕨縄をほぐして、
油抜きした白竹の柄に、
三寸ほどの笄竹を差し通して栓にして、
八束の蕨縄がずれないように青苧で結ぶみたいです。
塵箸(ちりばし)は、
露地の塵穴(ちりあな)の役石に立てかけておき、
露地の木葉などの塵を拾うための竹製の箸だそうです。
一般的に真竹の青竹を割って、その都度作るのだとか。
塵箸の上端の形は流儀により異なり、
表千家は斜めに、
裏千家は平らに、
武者小路千家は二本組んだときに矢筈になるように、
それぞれ切るそうです。
手水桶(ちょうずおけ)は、
つくばいのない露地のときや、
雨や風雪が強く露地入りのできないときに、
手水を盛って置く桶のことみたいです。
主に赤杉やさわら、径一尺ほどの桶で、
松か杉の一枚板の蓋が付いているそうです。