「掛灯台」について

Category: 茶道具全般

掛灯台(かけとうだい)は、
水屋や廊下などに掛ける灯台で、
利休好みに竹製と木製があるそうです。

竹掛灯台は、太い竹を下に輪を切残し、
その節が火皿となったものみたいです。

木掛灯台は、長方形の後板に、
油を入れる皿を載せる、
蜘手(くもで)と呼ばれる木の台を取り付けたもので、
油皿に油を入れ、灯心を浸して点火するもののようです。


掛灯台

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「掛軸」について

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掛軸には仏壇の中に掛けるものと、
床の間に飾る「床掛け」の2種類があるそうです。

掛軸の本紙には仏画、肉筆浮世絵、山水画、花鳥画、墨蹟、
古筆、色紙、短冊、画賛、消息、巻物や連作用の対幅、
などがあるみたいです。

掛軸の形式には、中国の伝統そのままの「文人仕立て」や、
中国→日本式になった「大和仕立て」、
他に創作の表具なんかがあるようです。

大和仕立ては8段階に分かれてて、
格が上のものから順に、

 真の表具(仏画仕立・ひょうほえ)は、真・行・草に、

 行の表具(幢ほえ)も、真・行・草、

 草の表具(輪ほえ)は、行と草だけあるとのこと。


掛軸

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「懐石道具」について

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懐石道具は、以下の種類があるようです。

○懐石家具:折敷、両椀、煮物椀、吸物椀(箸洗)、
 八寸、飯器、杓子、湯桶、湯の子掬い、通盆、脇引など

○懐石器物:向付、焼物鉢、漬物鉢、預鉢など

○酒器:銚子、引盃、盃台、徳利、石盃など

○箸:食箸(利休箸)、
 菜箸(青竹箸、白竹箸、杉箸、煤竹箸、黒文字、杉楊枝)など

また、配膳棚などもあります。


懐石道具

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「懐紙」について

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懐に入れて携帯するための、
小ぶりで二つ折りの和紙の「懐紙」。

手にして持ち歩いている紙という意味で
「手紙(てがみ)」、

畳んで懐に入れる所から
「たとうがみ」
とも言うみたいです。

後には和歌などを正式に詠進する、
「詠草料紙」を意味するようになったのだとか。

平安時代の貴族の必需品で、
男性は檀紙を、女性は薄様の雁皮紙、
正式の詠草料紙には、
色の違う薄様を二枚重ねて使用したみたいです。

今日では、茶道の他に、
和装の際や和食の中でも特に会席料理などの、
改まった席で使用するようです。

大きさは男性用が17.5×20.6cm程度、
女性用が14.5×17.5cmのものが一般的で、
特に「本懐紙」と言うそうです。

男性用は白無地が多いようです。

一方、女性用の懐紙は多様な色柄があるみたいです。
例えば、絵柄入りの「絵懐紙」・
季節柄の懐紙・
「浮き彫り懐紙」・
季節を問わず使える「模様懐紙」・
透かしの入った懐紙などさまざま。

水分を多く含む菓子には、
水気が滲みにくい「硫酸紙(グラシン紙)」
と呼ばれる半透明の薄い紙を重ねたり、
防水加工がされた専用の懐紙を用いるみたいです。

また、袋になったものもあるそうです。


懐紙

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「皆具」について

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皆具


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台子や長板に飾る道具一式のことで、
本来は、装束・武具・馬具などの、
その具一式がそろっているものをいったそうです。

水指・ 杓立・ 建水・ 蓋置の四器が同一のもののほか、
現在では風炉・ 釜も統一した意匠で、
揃えられているものもあるようです。

皆具は、1259年「宋」に渡った、
臨済宗の僧、南浦紹明によって、
台子とそこに飾る
風炉・ 釜・ 杓立・ 建水・ 蓋置・ 水指の唐銅皆具を
日本に伝来したのが最初のようです。

これは、南浦紹明が帰朝の折に、
虚堂から餞別として台子と皆具一式を、
贈られたといわれているみたいです。


皆具

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