4月 20, 2015
■無双蛭釘
無双蛭釘は、折釘の一種で、
床の壁中央に打たれる中釘として打たれるそうです。
掛け花入を掛けるための釘で、
釘の部分が引き出し式になっているとか。
これ、初座で床に掛物をかけるときには、
掛物を損じないように、
中に入れておけるようにするためみたいです。
■釜蛭釘
釜蛭釘は、釣釜をかけるために、
天井に取り付ける釘だそうです。
炉の上方中央に、鉤先が下座を向くように打つとか。
広間は鎖、小間は自在に、
弦(つる)・大鐶を用いて釜を釣るようです。
蛭釘は、もともと蛭の羅隊をした、
中太の釘みたいです。
「釘」に関するページは、こちらから。
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4月 14, 2015
朝顔釘は、床の間の袖壁にある下地窓などに、
朝顔などの蔓物を生ける、
花入を掛けるために打つ折釘だそうです。
釘の先が割れて両側に開くようになっている割足釘で、
下地の葭の間に入れた竹を打ち抜いて、
外れないように割足先を両側に開いて、
固定するようになっているみたいです。
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4月 13, 2015
花蛭釘は、床の間の天井に、
釣花入を吊るすために打つ蛭釘だそうです。
利休の頃までは、
床天井の中央に打ち鎖をかけていたようですが、
のちに床天井の前後中央で、
左右は、下座寄り三分の一の位置に、
打つのが定法となったみたいです。
表千家では、通常、
床天井の前後中央で左右は下座寄り三分の一の位置に、
蛭先を下座に向けて打つとか。
裏千家では、通常、
床天井の前後中央で左右は下座寄り三分の一の位置に、
一間床以上では、下座寄り四分の一の位置に、
鉤先は床の間の中心に向けて打つみたいです。
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4月 11, 2015
撞木釘は、書院や床脇などに喚鐘を吊った場合に、
撞木を掛けるために柱に打つ、
座なしの折釘みたいです。
撞木の掛け方により、
一本打つ場合と、二本打つ場合があるそうです。
一本の場合は撞木の柄にある掛緒を掛け、
二本の場合は撞木の頭の部分を上にして、
二本の釘に掛け柄を真中に吊るすようにするとか。
丸柱の場合は一本、
角柱の場合は二本並べて打つといい、
表千家松風楼では琵琶棚との境の柱に一本、
裏千家の寒雲亭の書院では向かって右の柱に、
一分五厘幅で五分の出で二本打ってあるようです。
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4月 09, 2015
床脇や琵琶床などの天井に、
銅鑼・喚鐘・訶梨勒を吊るすために打つ、
頭を三重に折り曲げて稲妻形にした釘だそうです。
銅鑼などを前から奥へ掛けるために、
床脇などの天井の真中に口を前にして打つのだとか。
大きさに、大・中・小があり、
板に穴を開け釘を通し宛木を入れ、
金具で固定する栓差(せんさし)になっているようです。
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