四滴とは、四つの茶器とも言われ、 油滴・水滴・弦付・手瓶の四種の 薄茶器を総称している言葉です。
四滴の扱いについて、 濃茶器に棗など(漆器)を用いた場合に 重ならないように使用いたします。
黒の光沢が良く、長次郎七種の一つで、やや薄作りです。
懐は広くて、見込みが一段窪んで作られていてますから、 濃茶を練る時に、ほどよく仕上がるのではないでしょうか。
長次郎七種の一つ、赤楽茶碗です。 赤・黒・白の程良いバランスがなんともいえず、 のびやかでいい作品として仕上がっています。
達磨籠炭斗は、色彩が重厚なので、 炭手前をしても映えることでしょう。
全体の形も、持ち運びに良いですね。
認得斎(裏千家十代柏叟宗室)好の松山籠炭斗は、 四角い形なので、炭のすわりが良く、高さもほど良く、 使い勝手が良いと思われます。