「曲水指」について

Category: 水指


曲水指


天文年間(1531年~1555年)の水指を『茶会記』などから見た場合、
木製の水指が大半を占めていたそうです。

木地の曲の水指、木地の釣瓶水指、木地の手桶水指などが
記載されているみたいです。

茶会には、実用品をそのまま用いたり、サイズを変えたり、
漆塗を加えたりして使っていたとのこと。

一世代前の14世紀~15世紀の絵巻物にも、
木地曲水指が登場しているようで、
1351年に描かれた『慕帰絵』(西本願寺蔵)や、
15世紀に描かれた『掃墨物語絵巻』(徳川美術館蔵)などに、
曲水指の図が描かれているそうです。


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